日本酒と

2021年02月24日 19:16

日本酒とお付き合い始めて30年ほど経ちました。最初のきっかけは “美味しんぼ” という漫画で登場した日本酒です。色々と紹介されていましたが何故か 熊本 香露 大吟醸 でした。当時このお酒は超レアで某酒屋さんで純米吟醸を12本購入して1本いただけるというお酒でした。今では酒屋さんの協力でいつでも入手できるようになりました。9号酵母を使用し 香露 のような華やかな香りとすっきりとした飲み口に いろんな蔵がこのお酒に共感されていたころです。今でも飲んで色あせない1本です。当店が純米酒を置いていないのはここに理由があります。純米大吟醸、大吟醸、純米吟醸、吟醸の完成度の高いお酒は 蔵そのものの気合の味であると考えています。お客様の中にはこの辺のお酒を飲むと 食べ物が無くても満足できるというお客様も多いです。そこで考えたのがお酒は最上級を提供できるようにし 食べ物の価値観が落ちないようにするためには主張する素材、調味料も最上級を提供することでバランスがとれるかなと考えました。近年 ペアリング などという雑誌等が多いですが 当店はそれは 蔵の利益と酒屋さんの利益のためと考えます。
よく 米の風味?スーと消えていく?等々の評論を目にしますが 本当にコメの風味がわかるのかな?と思います。新潟魚沼産コシヒカリがおいしいという方もいますが作られる場所が、上部、下部なのかで味が違います。日本酒を飲んで米の味がするという評論できる方は相当繊細な味覚の持ち主なのでしょう。。。。。当店はこの辺のお酒は置いていません。飲んで、これがお米と水でできているのか?華やかで香しいというお酒しか置いていません。ですのでペアリングは存在しません。お好きなお酒とお好きな食べ物を食す。これが方針です。

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